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カリーナED

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故 徳大寺 有恒氏の「間違いだらけのクルマ選び」がwebで無料公開されてるので
久しぶりに読んでみた

冒頭のコラムで良い車の条件に
「限られたサイズの中で最大限のスペースユーティリティを追求していること」
とあります。

70年代後半はファミリーカーであってもデザイン重視で室内空間を重視した国産車は皆無でした。。

国産車のデザイン至上主義はそれから十数年後のバブル崩壊までずーと続きます

デザインコンシャスと言えば
大ヒットしたカリーナED

車高は低く、グラスエリアは激しく倒れこんで
車室は小さく見えるのがカッコイイ時代です

カリーナED現象と呼ばれ
背の低い4ドアセダン(ハードトップ)が大量に発売されました

マークⅡ三兄弟も当然


日産もカクカクのC32を反省してC33ローレルで追随

やっと新しい服を買って貰ったと揶揄されましたが、シンプルでいいデザインです
月8000台を売ったヒット作です
今見てもカッコイイな!

日産はサニーベースでプレセアも準備

ローレルスピリットの後継で値段の割に豪華装備が売りです
インフィニティQ45みたいなグリルレスは個性的でしたね

ホンダは5気筒縦置きフロントミッドシップというハイメカで
FFでFR顔負けのデザインを実現したインスパイア/ビガー

これまたかっこよくてヒットしましたね
個人的には後期のビガーが最高!!


三菱は税制改正に合わせてディアマンテを大ヒットさせ

ギャランベースでもエメロードを発売!

ベースのギャラン同様、太りすぎでカッコよくは無いです。。

マツダもペルソナを出してました

今では有り得ないですがピラーレスハードトップです

そのあともマツダはセンティアとかクレフとかなんとか色々出します

本家トヨタはカローラベースで
カローラセレス/スプリンターマリノ


他にも沢山のセダンがカッコよさを競っていました

当時いずれのクルマもカッコばかりで不真面目だと徳大寺氏は酷評してた覚えがあります。
でもそれから20年。。

背高ミニバンとトール軽ばかりになってしまった現在、
クルマがカッコよさを競っていた当時が懐かしかったりします。。。

ここに挙げた車名はもはや全滅してます。

しかーし!
欧州ブランドがそれから10年たって出したデザインコンシャスセダンが

メルセデスCLS
メルセデスらしからぬ不真面目さで大ヒット

BMWもグランクーペ

質実剛健なVWもパサートcc

アウディもA6で追随します


ようやく時代が追いついたんでしょうか

いずれも実用性より見た目重視の富裕層向けと思うので
ある意味バブル時代の日本と嗜好が一緒なのかもしれません

でも日本でもバブル崩壊以降
デザインより実用性を重視した車が登場していました。

それについてはまた次回書いてみます




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